本日は 梨木香歩著 「西の魔女が死んだ」をご紹介致します。
本書は1994年6月に刊行され、今なお読書好きに愛される
ロングセラー小説となっています。
刊行からもう少しで30年になるんですね、歴史がすごい…!
また、2008年には実写映画も公開されておりますので
興味のある方はご覧になってみてくだされ。
と、いうことで文庫本を読んでみました。
以下、あらすじと感想になります。
あらすじ
主人公である中学生のまいは、入学してまもなく学校にいく足取りが重くなってしまう。
困ったママは少し学校を休ませ「西の魔女」こと、
まいが大好きなおばあちゃんの元で療養させることに。
まいはおばあちゃんから魔女としての手ほどきを受けるが、
それは中学生のまいにとってはなかなか簡単な事ではなかった。
おばあちゃんとの生活の中で徐々に成長していくまい。
人生の喜び、希望、幸せとは何かをもう一度考えさせられるストーリー。
感想
まいとおばあちゃんの生活を思い返すと、初夏の田舎で1人ぼーっとしたくなるような、
普段の喧騒から一度離れたくなるお話です。
というか私も自分のおばあちゃんに会いたくなりました、元気かなぁ。
それは置いといて、ママとまいはおばあちゃんの事を
「西の魔女」と読んでいますが、もちろん漫画に出てくるような魔女では
ございませんので安心してお読みください。
おばあちゃんがジャムを作ったり、畑で野菜をとるシーンがいくつか出てきますが
その度に私も子供の頃を思い出して少しエモい気持ちにさせられました。
まぁ私のおばあちゃんはジャムとかスーパーで買ってましたけどね、ははは。
また、おばあちゃんと暮らしたその後の物語、「渡りの一日」では
本編に比べて、少し成長したまいの姿を確認することができます。
仕事が忙しい、家事に追われている。
今を生きる忙しない現代人にほっと一息つかせてくれるような素敵な物語でした。
終わりに
今回は梨木香歩著「西の魔女が死んだ」をご紹介致しました。
さすがロングセラー小説。
子供から大人、誰もが読みやすい、初夏に温かい日差しを浴びているような気持ちになる作品でした。
本記事の内容が少しでも参考になれば幸いです。