今回は加藤容崇著「医者が教えるサウナの教科書」をご紹介します。
タイトルの通り、著者の加藤容崇(かとう・やすたか)さんは
すい臓がん中心のがん全般と、神経変性疾患を専門としたお医者さま。
さらに日本サウナ学会代表理事も務めており、
通称・サウナ教授と呼ばれているらしい。
もしかするとサウナ好きのあいだでは有名人なのでしょうか?
かくいう私も最近サウナをかじり始めた、いわばにわかサウナー。
※サウナ好きのことをサウナーというらしい。
本書を読めば更に気持ちよくサウナに入れるかもしれない…。
そんな期待を胸に読み進めて参りました。
果たして内容はいかに?
以下、簡単な内容と感想になります。
内容
タイトル通り、サウナに関するお話がたくさん載っています。
医学的に正しいサウナの入り方や、現時点で判明しているサウナの科学、
目的別・こんな時にはこんなサウナの入り方など、普段サウナに入っているだけでは
知り得ない情報がとにかく盛り沢山。
先に述べたサウナー(サウナ好きの人)や、
ととのう(サウナにはいってコンディショニングすること)など、サウナ界で
よく使われる単語も随所に書かれており、楽しみながら読むことができる。
また、ビジネスエリートはよくサウナを好むそうで
なぜサウナでからだをととのえるのか、そもそもビジネスパフォーマンスがあがるのは
なぜなのかなど、お医者さまならではの医学的視点から解説されているのでとても分かりやすい。
あと個人的に一番ほえ〜と思ったのが、日本はサウナ天国であるということ。
なんでも昔から銭湯という文化があるがゆえに、インフラとしてサウナが整っているから
他の国に比べて料金もかなり安いらしい。
アメリカだと1サウナ7,000円くらいするものもあり、かなり高額だそう。
日本に住んでいたらサウナに入らない理由がないですな…。
こういったサウナに関する雑学も載っていたりするから面白い。
まさにサウナ好きのための、サウナの教科書と呼べる一冊。
感想
結論、「サウナ好きは絶対に読んでくれ。」
私は社会人になってからちょくちょく出張があり、
宿泊先のホテルにたま〜にあるサウナに入っていたらいつの間にかサウナ好きになっていた。
が、正しいサウナの入り方など微塵も知らなかったので
とりあえず我慢の限界まで耐え、その後適当にシャワーを浴びてサウナを後にしていた。
本書を読了後、得た知識を元に再度サウナに入り、書かれた通りのやり方を実践すると
これがまた「ととのう」感覚がまったく違う。
明らかに以前サウナに入った後の感覚とは違うことが実感できた。
入り方ひとつでこんなに変わるとは…感動もんである。
※本ブログ管理者はよく感動しがちである、きっと心が優しいのだろう。
それだけで本書を購入して良かったと、改めて感じる事ができた。
終わりに
今回は加藤容崇著「医者が教えるサウナの教科書」をご紹介致しました。
最近は空前のサウナブームが到来しており、
書店でもサウナに関する書籍を集めた専用コーナーがあるほど。
ぜひ皆様も読んでみてください、では。