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悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)が泣いている理由は過去に関係がある?強すぎると言われる岩柱

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鬼滅の刃のアニメが放送されるに連れて徐々に存在感を増してきた岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)。

大きな体で筋骨隆々、いかにも強そうな見た目をしてますが彼はいつも泣いています。

仲間たちは気にしていないようですが、泣いているのには何かしらの理由がありそうですよね!

そこで今回は悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)が泣いている理由と共に、彼の過去や強さの秘密を解説していきたいと思います!

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悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)が泣いている理由とは

数多くいる鬼殺隊員の中でもわずか9名しかその地位につくことのできない「柱」という存在。

その一角を背負う岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)がいつも泣いている背景に迫ってみましょう。

端的に言うと彼の人を憐む気持ちがとても強く、かつ涙脆い性格なのが理由とされています。

何につけても可哀想と思ってしまうところが良い点でも悪い点でもあるように感じますが、とにかく優しい気持ちの持ち主であるということが分かりますね(笑)

あぁ…なんというみすぼらしい子供だ 可哀想に 生まれて来たこと自体が可哀想だ

「鬼滅の刃」第6巻 吾峠呼世晴著 集英社(2017/5/2) より引用

悲鳴嶼さんは鬼滅の刃の単行本6巻で初登場し、柱合裁判に掛けられた炭治郎を見て涙を流しながらこのように述べました。

彼の発言は常に真剣そのもの、もちろん冗談を言うようなキャラではないのでこれも本心で言っていることなんでしょう。

厳しい言葉のようにも感じますが、その裏側には炭治郎の幸せを願うとても強い想いが込められているんです。

こういった発言が目立ちこそすれど悲鳴嶼さんはなにより自分自身に一番厳しいという側面があります。

強い信念を持ち、更なる強大な敵を倒すための過酷な訓練を怠ることはありません。

常人では果ててしまうほど頑張ることのできる理由は、過去に彼へ起こったある出来事がきっかけでした。

投獄された過去

悲鳴嶼行冥は岩柱になる前、身寄りのない子供達を自分の寺に集めて育てていました。

しかし夜になっても戻ってこなかったある子供が鬼に襲われてしまい、その子供は自分だけが助かるために悲鳴嶼さんと寺の子供たちの居場所を教えて喰わせる約束を鬼と交わしてしまいます。

子供たちはあっという間に殺され、鬼の前に残るは悲鳴嶼さんと一番小さかった4才の沙代という少女のみ。

悲鳴嶼さんは沙代だけは守りらねばならないという一心で鬼の頭を殴り潰し続け、無事に夜が明けて沙代を守り切ることができました。

しかしあまりの恐怖に気が動転した沙代は駆け付けた人々にあの人がすべてやったと話してしまいます。

沙代が鬼を「あの人」と置き換えたことで、唯一生き残っていた悲鳴嶼さんが疑われるのは当然の成り行き。

さらに鬼の屍は日光に当たり無くなっていたため証拠も無い。

ということで悲鳴嶼さんは殺人の罪で投獄されることになってしまいますが、その後はお館様の助けがあって鬼殺隊へと入隊します。

悲鳴嶼さんは後にあの夜の出来事を沙代にだけは労ってほしかったと語りましたが、子供は自分のことで精一杯であることも十分に理解しているため恨む気持ちは微塵も無い様子です。

こうしたお館様への恩や、他の子供たちを守れなかった悔しさから、強くなる努力を惜しまなくなったんですね

ちなみに単行本にはちょっとした小話の記載があり、現在14才となった沙代は当時悲鳴嶼さんの容疑を晴らせなかったことを後悔していて謝りたいと思っているみたいです。

いつか沙代の想いが悲鳴嶼さんに届くと良いんですが…。

涙脆くなった原因は?

辛い過去を乗り越えて鬼殺隊へと入隊した悲鳴嶼行冥、彼が涙脆くなったのにはなにか原因があるのでしょうか?

こちらについては残念ながら明確な理由が述べられていないようです。

生まれた時からすでに涙脆かったのか、はたまた彼の人生に関わる大きな出来事があって涙がこぼれ落ちやすくなってしまったのかは不明ですが、なんとなく前者のような感じがします。

先にも述べたように、過去には寺で身寄りのない子供たちを匿っていたことから元々がとても優しい性格で感情移入しやすいタイプなんでしょう。

X(旧Twitter)の書き下ろしイラストでは、誕生日をみんなから祝われて大好物の炊き込みご飯を食べながら涙を流していますね。

大きくて端から見ると怖そうなのにすぐ泣いてしまう、そのギャップが彼の魅力のひとつでもあります。

岩柱になった経緯

悲鳴嶼行冥は18才で鬼殺隊へと入隊し19才で岩柱になっています。

わずか1年で鬼殺隊員の最高位である柱の地位まで上り詰めた詳しい経緯については語られていませんが、血の滲むような努力の末に掴み取ったものなのでしょう。

柱はお館様から任命されるものと推測されますが、やはり他の隊員とは違う何かを感じ取られて岩柱に任命されたんでしょうね!

ちなみにお館様は悲鳴嶼さんの4つ年下、その落ち着き払った立ち居振る舞いを見て、悲鳴嶼さんは自分よりも年下だとは思えなかったと話しています。

初めて会った時 お館様は十四 私は十八
その立ち居振る舞いは己より四つも歳が下だと思えなかった

「鬼滅の刃」第16巻 吾峠呼世晴著 集英社(2017/5/2) より引用

アニメの担当声優は?

悲鳴嶼行冥のアニメ担当声優は杉田智和さんです、聴き馴染みのある声なのでファンの方はすぐにピンときたかと思います!

杉田さんは「銀魂」の坂田銀時役や「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョン役、「ジョジョの奇妙な冒険」のジョセフ・ジョースター役など多くの主役キャラを務める一方、漫画やゲームなどの知識もかなり豊富でよく声優番組にも出演しています。

また同じく声優の中村悠一さんと大の仲良しであることも有名です!

鬼滅の刃の柱稽古編では本格的に悲鳴嶼さんが登場するということもあって、収録秘話に関するインタビューを受けられていました。

いつも涙を流している理由を深く考えつつ、キャラクターの背景なども踏まえて声をあてているようです。

やはりプロは違いますね…!

悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)は泣いているのにとても強い

ここからは悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)の強さの秘密に迫っていきたいと思います!

鬼殺隊へと入隊してからは強さを求めて様々な鍛錬をしてきた悲鳴嶼さんですが、実は元からある程度強かったということが過去のエピソードから読み取れます。

鬼滅の刃の鬼たちは人間に比べると力がとても強く、基本的に外的要因が無ければ寿命がありません。

故に人間では考えられないほどの永い時間を生き、修羅場を潜り抜け続けた鬼はかなりの強さを誇ります。

モブキャラのような鬼ですら通常の人間であれば太刀打ちできるわけがないのですが、対して悲鳴嶼さんは武器も無しに鬼の頭を一晩殴り潰し続けていました。

当時は痩せていたようですが、いまでは身長220cm、体重130kgの巨漢を誇る彼が本気になったのですから、凄まじいパワーだったでしょう。

逆にこの出来事が無ければ、自身の強さに気づかないまま一生を終えていた可能性があるというのも皮肉な話ですよね…。

生まれながらにして恵まれた肉体を持った彼がここからさらに厳しい鍛錬を積み重ねた結果、現在では鬼殺隊最強と言われるほどになりました。

目が見えないという欠点がありつつも、それを補うほどの力と技術を兼ね備えた悲鳴嶼さんはお館様からも厚い信頼を得ています。

生まれ持った身体的特徴と、優しくも努力を決して怠らない精神力が悲鳴嶼さんの強さの秘訣と言えるでしょう。

目が見えない故の強さ

悲鳴嶼行冥ははじめから白目で描かれており、盲目であるという特徴があります。

小さい頃に高熱を出してしまい、それ以来目が見えなくなってしまいました。

しかし盲目であるが故に感覚がかなり研ぎ澄まされており、本当は目が見えているのでは無いかと周囲から疑われるほど自由に動きます。

そしてその感覚は柱になってからも役立つことに。

上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)との戦いでは相手の体内が透けて見える「透明な世界」を盲目であるにも関わらず使いこなし、さらに柱の中でも選ばれた者だけが出現させることのできる「痣」を出現させます。

あえて盲目という弱点を活かして新たな強みを生み出すその精神力。

力が強いだけではなく、強靭なメンタルも持ち合わせているんですね!

岩の呼吸の種類一覧

悲鳴嶼行冥が使う「岩の呼吸」は全部で5種類登場しています。

  • 壱ノ型 蛇紋岩・双極(じゃもんがん・そうきょく)  
  • 弐ノ型 天面砕き(てんめんくだき)  
  • 参ノ型 岩膚の膚(がんくのはだえ)  
  • 肆ノ型 流紋岩・速征(りゅうもんがん・そくせい)  
  • 伍ノ型 瓦輪刑部(がりんぎょうぶ)  

どれも強力な技ですが、他の隊員と違い悲鳴嶼さんの日輪刀は鎖に繋がれた鉄球の形をしているため、斬りつけるというよりは殴り潰すように鬼たちを滅殺していきます。

男子が一度は憧れるようなかっこいい形状の武器をお持ちなんですね(笑)

まるで自分の身体の一部のように特殊な日輪刀を操る技術も最強たる所以のひとつでしょう。

戦場にいてくれるとだいぶ心強いですね…!

悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)が泣いている理由まとめ

今回は悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)が泣いている理由や彼の過去、強さの秘密を解説しました。

優しく慈悲深い、悪いことなど一切しない彼にも辛い過去があったんですね…。

しかし悲鳴嶼さんの強さと優しさがあったからこそ、お館様も岩柱としての重い責務を任せたのでしょう。

どんな困難があっても悲鳴嶼さんがいればなんとかなりそう、そんな心強い岩柱の活躍に目が離せませんね!

本記事が少しでも多くの方の参考となりましたら幸いです。

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