サカナクションの代表曲でもある新宝島。
曲自体の良さもさることながら、軽快なリズムに合わせてメンバーが独特のダンスを披露するPVも人気ですよね。
そんな新宝島はTikTokやX、YouTubeなどのショート動画でもたびたび耳にしますが、よくネタにされているのをご存知ですか?
どうやらある動画がバズったことがきっかけで、特にイントロ部分がネタとして多く使われているみたい…。
今回は新宝島がネタにされる理由と共に、主題歌となった映画作品やPVの元ネタなどをまとめていきたいと思います!
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新宝島がネタにされる理由
新宝島がネタにされる理由は主にシュールなダンスと音ハメの気持ちよさです。
曲冒頭のイントロ部分では軽快なリズムに合わせてサカナクションのメンバー5人が横ステップでダンスを披露。
真顔で至極真面目に踊っているのにダンスはめちゃめちゃコミカル、表情と動きが合っていないダンスがこれまた面白いですよね!
さらにこのダンスは難しいものではなく誰でもできるような簡単な動き、それゆえ多くの方が真似できるというのもよりネタにしやすかったのでしょう。
そして曲のリズム感は様々な動画に合わせやすく、特にTikTokのショート動画では新宝島を聴いているわけではないのに曲を重ねるとバッチリ動きが合ってしまう音ハメ動画が多数見られています。
一定リズムで繰り返される同じ音が本家のダンスだけではなく、様々な動きとマッチしやすかったんですね!
中にはダンスではなく日常的な動きに新宝島を音ハメした動画もあり、こんな動きにぴったり合うのかよ!と視聴ユーザーが面白がって今でもたびたびバズっています。
私もサカナクションファンとしてはまさかこれほどまでネタにされるとは思っていませんでしたが、多くの方がサカナクションを知るきっかけになった楽曲だと思えばなんだか嬉しい気もします!
ネタにされたきっかけはカポエラー?
新宝島がネタとして使われ始めたきっかけは定かではありませんが、恐らく中でも一番有名なカポエラーの音ハメ動画がきっかけなのではないか?と思います。
これはポケモンのキャラクター・カポエラーのステップする動きが新宝島のダンスとそっくりで、音をハメると動きがぴったり合ってしまうというおもしろ動画。
新宝島独特のリズムが始まると同時に進化前のバルキーからカポエラーへと姿が変化します。
新宝島の歌詞通り、「丁寧丁寧丁寧に」育てられたのでしょうか?(笑)
そしてカポエラーの動きとリズムがマッチするという、見事な音ハメです!
しかもカポエラーはずっと表情を変えずに真顔、それも本家サカナクションメンバーとたまたま同じなんですよね。
シュールな雰囲気と動きが完全一致、見ると笑わずにはいられないショート動画となって2024年現在YouTubeでは800万回以上再生されている人気っぷりです!
LEGOで新宝島のMVを再現?
新宝島がネタにされた動画としては、こちらのLEGOで新宝島のMVを完全再現しているDrop Block Studioさんの動画も大人気。
ステージからメンバー全てをみなさんお馴染み「LEGOブロック」のコマ撮りで再現するという、とんでもない労力がかかっていそうなこちらの動画は2024年11月現在では220万回以上再生されています。
さらに音楽と歌声すら本家の音源を使用しておらず自身で作成された模様。
しかもしかも驚くことにDrop Block Studioさんの中の人は小学6年生で、この動画をほぼ1人で完成させたんだとか…!
私が小学6年生のときなんてバカみたいに遊びまくっていただけなのに…若くしてこんなに才能を発揮しているのが末恐ろしい…。
中の人の情報は小学6年生であること以外は公開されていませんが、大人になったらとんでもないクリエイターになりそうです!
もしかしたら本家サカナクションのMVに携わるなんてこともあるかもしれませんね、将来がとても楽しみです。
サカナクションには珍しいアップテンポな曲
こういった形で注目を集めたサカナクションの楽曲「新宝島」ですが、サカナクションにしては珍しいアップテンポなリズムが特徴のひとつです。
雨や夜をテーマとした落ち着いた楽曲が多いサカナクション、それまで新宝島のような万人受けする曲が無かったイメージがありました。
これは多くのファンも感じていたようで、新宝島は「メジャーに寄り過ぎた」などとも評されているようです。
しかしその一方で新宝島を聴いてからファンになった人もかなり多く、サカナクションの歴史の中でも特に大きなインパクトを残した楽曲であることは間違いありません。
もちろん楽曲の好みは人それぞれ、好きだと思う人もいれば好みでないと感じる人もいるでしょうから、ファンの方には否定せずぜひ受け入れて欲しいと思います。
これまでの楽曲を通して様々な表情を見せてくれるサカナクション、音楽を通じて今後も新たな世界を我々に与えてくれることでしょう!
新宝島が主題歌の映画作品
新宝島は実写映画「バクマン。」の主題歌としても有名です。
監督の大根仁さんがサカナクションのライブを見て衝撃を受けたことでタイアップを依頼されました。
2015年10月に公開されたこちらの映画は、大場つぐみさんと小畑健さんが原作の週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画をベースに実写化したものであり、俳優の佐藤健さんと神木隆之介さんがW主演を務めています。
あらすじは主人公の真城最高(佐藤健)と高木秋人(神木隆之介)がタッグを組んで売れっ子漫画家を目指していくというもの。
新宝島の歌詞にも「丁寧 丁寧 丁寧に描くよ」とあるように、漫画家という仕事に沿った部分が反映されています。
さらに「新宝島」という曲名は、サカナクションの山口一郎さんが漫画研究を行なっていた際に見つけた、漫画の神様・手塚治虫さんの作品「新宝島」から取られています。
こうして調べてみると、曲と作品に意外な繋がりが多いことが分かりますね!
新宝島PVの元ネタはドリフ
新宝島のPVを観てみると、どこかで見覚えのあるような感じがしますよね。
ご存知の通り、こちらはあの伝説的なTV番組「ドリフ大爆笑」のOPをオマージュしたもの。
メンバー5人が階段から下りる、チアガールが後ろで踊る、5人がステップを踏みながら踊る、スタジオのセット、そして全体的にレトロな雰囲気など、ほとんど構図が一緒になっていることが分かりますね。
世代ではない方々でも知っているこの映像をオマージュしたことでより親近感が湧き、多くの人々が関心を持つきっかけになったことでしょう。
古さと新しさをうまく融合させて聴き手にも深い印象を与えた本PV。
具体的になぜこれほどまで「ドリフ大爆笑」をオマージュしたのかは不明ですが、より多くの人々にサカナクションの魅力を届けるためには楽曲の素晴らしさもさることながらPVのクオリティも大事になってきますからね。
こちらのPVはこれまで「『バッハの旋律を夜に聞いたせいです。』」や「夜の踊り子」などでもタッグを組んでいる田中裕介さんが監督を務めているということで、相変わらずの素晴らしい出来でさすがだなぁと感じます!
世間ではオマージュというよりもはやパクリだという意見もあるみたいですが、どちらにせよこれまでのサカナクションに新しい風を吹き込んでくれているので私は大好きです。
新宝島がネタにされる理由まとめ
今回は新宝島がネタにされる理由や主題歌となった作品、ダンスの元ネタなどをまとめてみました。
曲以外の部分でも多くの人を笑顔にしてくれている、素晴らしい楽曲であることが分かりましたね!
そして何度も聴いているうちに「新宝島」の音が離れなくなってしまうほどの中毒性、これであなたもサカナクションファンの仲間入りです。
今後も新宝島のような素晴らしい楽曲をたくさん発表してくれることを期待しつつ、ネタ動画を観ながら楽しんでいきましょう!
本記事が少しでも多くの方の参考となりましたら幸いです。
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