この記事では星野源さんのエッセイ集「いのちの車窓から2」（2巻）の感想をメインに、あらすじや文庫本に関する情報をまとめています。
星野源著「いのちの車窓から2」
前作の「いのちの車窓から」1巻より早7年。
この度「いのちの車窓から2」が発売され、星野源さんのファンだけでなく多くの人々の間で話題に！
私もまさか2巻が発売されるとは思いもせず大変驚きましたが、同時にとても嬉しく、めちゃくちゃ待っていたよ…と感動すら覚えるレベル。
今回の作品も素晴らしい出来になっているに違いない！
ということでさっそく購入し読了してまいりました。
読んだ感想と共に文庫本に関する情報等をまとめていますのでぜひご覧ください。
いのちの車窓から2巻の内容
2024年9月30日KADOKAWAより刊行。
雑誌「ダ・ヴィンチ」にて、2017年3月号から連載終了までに掲載された星野源さんの連載「いのちの車窓から」の内容をピックアップし、加筆・修正してまとめあげたエッセイ集です。
内容は27のエッセイ＋あとがきという形で構成されており、1巻に比べエッセイ数は若干少ないものの、それでも十分楽しめる量になっています！
各話のエッセイタイトルは以下の通りです。
- 新年
- 伊丹十三賞
- ロングスカート
- ツアー『Continues』
- Family Song
- 熱
- 海
- 四宮春樹
- ドラえもん
- POP VIRUS
- 「出会い」は「未来」である
- ビリーとビギーと明石家さんま
- 心の扉
- 外出自粛要請
- 出口
- 鬼型人間
- 東榮一
- 食卓
- エモい
- 喜劇
- 今を生きる
- あしびなー
- 恐怖
- 言葉の排泄
- イントロ
- 贈り物
- いのちの車窓から
1巻と同じく星野さんの周りで起こった出来事や自身が感じたことなどが、星野さんらしい温かい言葉で綴られていて1エッセイおおよそ10ページ以内で書かれています。
ちなみに「東榮一という人」「喜劇」「あしびなー」「いのちの車窓から」の4つは本作品を出版するために書き下ろしされたものになるので、購入した人だけが確認できる内容です！
1巻が出版されたその後の生活に関するお話、新曲に関することやコロナ禍での過ごし方など、星野さんの思いや悩みが丁寧にまとめられていました。
ファンだけではなく多くの方に読んでほしいと思えるエッセイ集。
最近少し疲れたな…読書時間を作ってゆっくり過ごしたいな…という方にぜひともおすすめです。
1巻も絶対チェックしてほしい
いのちの車窓からは2巻から読んでも十分楽しめる内容になっています、エッセイ集なので1巻から続くお話もありません。
しかし、ぜひ気になった方は1巻もチェックしてみることを強くおすすめします。
なぜなら1巻には奥様・新垣結衣さんとの結婚前に共演した際のエッセイが書かれているから！
内容に「結婚」などといった文言は出てこず、あくまで1共演者として星野さんが新垣さんをどう思ったのかがまとめられているんですが、2人が結婚をした今現在改めて読み返すと、だから好きになったのかな？とこちらも想像を膨らませることができます。
なんだか読み手側まで温かく幸せな気持ちに…このお話を読むだけでも1巻をチェックする価値がある…はず。
いのちの車窓から1巻のレビュー記事はこちらからチェックしてね。
いのちの車窓から2巻の感想
1巻と同様に、星野源さんの日常やお仕事で起こったエピソードや自身の考えを、ご自身の言葉で丁寧に紡がれていた今回のエッセイ集。
1巻では描かれなかったコロナ禍での生活、結婚後の夫婦の会話についてなども記載があり、星野さんの実生活を知ると共に素敵な人柄が伝わってくるような気がしました。
コロナ禍での生活を書いた「外出自粛要請」では、星野さんがお家でどのように過ごしていたかが書かれています。
2週間も家から一歩も出ず、ずっと自宅で仕事をしていたという星野さん。
大人気のラジオ番組「星野源のオールナイトニッポン」も自宅から1人で生放送を行なっていたといい、仕事とプライベートの切り替えが難しかったと語っています。
私たちにも多くの影響を与えたコロナウイルス、これまで通り仕事ができず、職場が休みになったり在宅勤務を余儀なくされた方が多かったことでしょう。
それは星野さんも一緒で、本当に生きている全員が大変な思いをしていたんだということを改めて感じます。
また本エピソードの中では、同時期に作り上げた名曲「うちで踊ろう」についての制作秘話も語っています。
星野さんの歌に乗せ、自分の考えたダンスやアニメーションなど、好きで楽しいと思えそうなことならなんでも重ねてSNSや動画サイトで発信して良いという本楽曲。
大変な状況だからこそ、私たちに外出自粛のストレスを少しでも和らげるエンタメを届けてくれた星野さん。
おかげでたくさんの人が笑顔になり、SNSも盛り上がりを見せていたので改めて素晴らしい行動だったと思います！
これ以外に「食卓」では妻である新垣結衣さんとの会話も書かれていました。
詳しい内容についてはネタバレになってしまいますので割愛しますが、まるで2人の声が聞こえてくるような、とにかく素敵な会話だと感じます！
まるでおふたりが共演したドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」がそのまま続いているようです。
本当に読んでいて微笑ましい、心温まるエッセイでしたのでぜひ多くの方に読んでもらいたい！
星野源さんファンであればファンブックとしても、読書好きなら素晴らしいエッセイ集としても、多くの人が楽しめる素晴らしい作品でした。
今後も星野さんが発表する楽曲や書籍に注目していきたいと思います！
1巻同様カバーを外すと秘密が？
1巻の単行本カバーを外すと星野源ファンではお馴染み「ニセ明（にせあきら）」さんが描かれているというちょっとしたサプライズが用意されていました。
ということは今回のいのちの車窓から2巻にも何かあるのでは？と思い、さっそく単行本カバーを外してみることに。
まだお手にとってない方にはネタバレにもなってしまう可能性があるので、知りたくない方はここで読むのを辞めてくださいね！
それでは、２巻カバー下に描かれていたものとは…。
なんとそこにはベッド？に腰掛けながらアコースティックギターを弾くロン毛の人の姿が！
少し遠目ですがサングラスをしているような…これらの特徴から推測するとこれもニセ明さんと見て間違いなさそうです！
1巻から引き続き2巻もニセさんでしたね。
今回2巻の発売が決まって書籍の内容はもちろん、地味にこのカバー下のサプライズイラストも気になっていたんですよね。
やはり今回もあったか、見逃さなくて良かった…。
相変わらず星野さんは細かいところまで我々を楽しませてくれます！
いのちの車窓から2巻の文庫本はいつ発売する？
今回いのちの車窓から2巻の単行本が発売されましたが、より持ち運びやすい文庫本はいつ頃発売されるのか気になりますよね！
2024年10月現在、いのちの車窓から2巻の文庫本発売に関する情報は今のところ出ていません。
単行本が発売されたばかりということもあり、文庫本はもう少し先になることが予想されますね。
具体的にいつ頃かというのも断言はできませんが、いのちの車窓から1巻の文庫本が発売された時期を鑑みて予想してみます。
いのちの車窓から1巻は2017年3月末に単行本が発売され、そのおよそ5年後の2022年1月に文庫本が出ました。
この期間から、2024年9月末にいのちの車窓から2巻の単行本が発売されたことを考えると、2巻の文庫本発売はその5年後の2029年7月頃ではないか？と予想できます。
だいぶ先で文庫本派の人たちからすると少し残念な予想かもしれません…しかしこれはあくまで予想、もしかすると文庫本がもっと早く出るかもしれないし、出ないかもしれない。
とにかく文庫本に関する情報が公式に出るまでは、今回発売された単行本を楽しんでいきましょう！
また、記載の通り1巻の文庫本は既に発売されていますので、まだ読まれていない文庫本派の方はぜひこちらを先にチェックしてみてくださいね！
いのちの車窓から2巻の感想まとめ
今回は「いのちの車窓から2」（2巻）の感想をメインに、あらすじや文庫本に関する情報などをまとめてみました。
相変わらず素晴らしい内容で、読んでいると共感できることや考えさせられることがたくさんありました。
星野さんの書く文章ってやわらかくてとても読みやすいんですよ、だから読書を純粋に楽しめる。
待望の2巻でしたがあっという間に読み切ってしまい、早くも3巻への期待を膨らませてしまいますね。
ただ「いのちの車窓から」の連載はすでに終了しているので、3巻の発売はあまり期待できないかもしれません…。
その点は残念ではありますが、星野さんは「いのちの車窓から」シリーズ以外にも本を出されているので、他作品も含めて発表をお待ちしたいと思います！
ここまで読んでいただきありがとうございました。
本記事が少しでも多くの方の参考となりましたら幸いです。
