寂しさと暖かさがちょうど両立しているような心地の良い人気曲・Flower Dance(フラワーダンス)をご存知でしょうか?
TikTokを見ていると主にアニメの感動的なシーンに合わせて流されていたり、多くのピアニストが「弾いてみた」としてピアノ演奏を披露する動画を目にします。
私自身も一度聴いてからこの曲の良さに気付き、今では作業用BGMとして常連の存在に。
しかしFlower Dance(フラワーダンス)がそもそも何の曲かが分からない…。
そこで今回はFlower Danceとは何の曲なのか、元ネタを含めて解説していきたいと思います!
Flower Dance(フラワーダンス)とは何の曲?
Flower Danceは静岡県を拠点に活動している日本の作曲家・DJ OKAWARさんが作成した曲です。
本曲は彼の代表曲のひとつで、2011年にリリースした「Kaleidoscope」というアルバムに収録されています。
DJ OKAWARIさんのアルバムは曲だけでなくジャケットイラストもすごく綺麗で目を惹かれますが、こちらは福岡を拠点に活動しているグラフィックアーティストのマルミヤンさんが手掛けています。
TikTokではだいたい2022年頃からよく楽曲が使用されるようになった所感で、初めて聴いた瞬間からびびっときたのを今でも覚えています!
これだけ有名になっているので何かの主題曲や挿入曲として使用されているかと思いましたが、アニメやTVドラマ、映画等で使われたというわけではなく、その聴き心地の良さで流行った曲みたいです。
聴いたことのない方はぜひ一度聴いてみて欲しいんですがピアノの主旋律がめちゃくちゃ良いんです、激しいわけでもなく静かなわけでもない。
この絶妙なラインが聴いていてとても癒されます、後ろで流れるジャズ調のドラムも心地よい。
今まさにこの記事を書きながら聴いていますが、ずっとループさせていても聴き疲れないのが凄い。
やはり名曲というのは多くの方々の心を揺さぶり、良い意味でいつかは多くの人に見つけられてしまうものなんですね(笑)
Flower Danceに出会えたことに心から感謝したいと思います。
Flower Dance(フラワーダンス)の元ネタ
Flower Danceの曲には元ネタが存在することをご存知でしょうか?
曲のメロディーではなく冒頭の歌詞部分にある男女の会話に元ネタがあるのですが、ある映画に登場する男女の会話がその元ネタとなっています。
これは1960年のイタリア映画「Space-Men」というSF映画でアメリカでは「Assignment: Outer Space」というタイトルで公開されました。
以下が元ネタの会話部分です。
▼原文
They serve the purpose of changing hydrogen into breathable oxygen
And they’re as necessary here as the air is, on Earth.
But I still say…They’re flowers.
If you like.
Do you sell them?
I’m afraid not.
But, maybe we can make a deal.
▼日本語訳
女性:これは水素を呼吸に適した酸素に変えるっていう目的を果たしていて
地球の空気と同じように、ここでも必要なものなんです。
男性:それでも僕はこう言うよ、これは花だ。
女性:その方がお好きなら。
男性:販売してるの?
女性:残念ながら…。
男性:でも、もしかしたら僕らは取引できるかもしれないよ。
原文および日本語訳は下記の記事を参考にさせていただきました。
なぜこの映画のこの会話をサンプリングしているのかは不明ですが、Flower Danceの曲ともマッチしていてまさかこんな昔の映画の一部が使われているなんて想像もしませんよね!
DJ OKAWARIは何者?
作曲者のDJ OKAWARIさんは2008年から静岡県を拠点として活動を行なっており、男性のようですが生年月日や年齢は調べても分かりませんでした…。
DJとしての活動や音楽プロデューサーなど幅広く活躍している人物で、Flower Danceを聴いても分かるようにジャズとピアノの主旋律を組み合わせたスタイルを得意としています。
日本だけではなく海外でもライブを行なっており世界中で人気があるようです!
今回Flower Danceを聴いてこの記事にたどり着いた方は、他の楽曲もきっと気にいると思うのでぜひ聴いてみることをおすすめします!
公式のX(旧Twitter)やInstagramなども存在し、アルバムやライブ情報だけではなく、DJ OKAWARIさんの日常も知れるような投稿があるので気になる方はこちらもチェックしてみてくださいね。
▶︎X(旧Twitter)
https://x.com/djokawari
▶︎Instagram
https://www.instagram.com/djokawari/
▶︎YouTube
https://www.youtube.com/channel/UC_ml4nmq6waZSLRDHajbUnA
▶︎公式サイト
http://www.djokawari.com/
DJ OKAWARIの他の人気曲は?
最後にFlower Dance以外でDJ OKAWARIさんの人気曲をご紹介してまいります!
素晴らしい楽曲ばかりなのでぜひ一度でも聴いてみてください!
Luv Letter
ラブ・レターというタイトル通り、儚い恋を思わせるようなピアノが幻想的な一曲。
作曲者はDJ OKAWARIさんではなく月野そらさんですが、楽曲提供を受けた形で2009年のアルバム「Mirror」に収録されています。
また過去には元フィギュアスケート選手の高橋大輔さんがエキシビジョン・プログラムで使用したことでも知られており、もしかするとその際に聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
全体的に静かめで落ち着きのある雰囲気、特にピアノの存在感を感じることのできる楽曲です!
After the Wind
どこか優しい風を感じるような自然的な雰囲気があるこちらの曲は2022年に公開されており、ジャケットイラストも鳥や花など緑豊かな一枚に仕上げられていますね。
過去にはDJ OKAWARIさんの地元・静岡県にある蔵元と伊豆 河津町観光協会のタイアップムービーに使用されていた楽曲だそうです。
後ろで流れるドラムのリズムが心地良くてクセになり、リラックスして聴ける曲に仕上がっていますね!
Midnight Train feat. Emi Meyer
2017年のアルバム「Compass」に収録されているこちらの楽曲は、日本とアメリカを拠点に活動しているシンガーソングライターのエミ・マイヤーさんとコラボした曲となっています。
エミ・マイヤーさんの美しい歌声と共に落ち着いたピアノの音色がとても印象的で寝る前の時間に聴きたい、まさにエモい一曲ですね。
DJ OKAWARIさんのビートは少し控えめですが、それでも存在感が感じられるくらい全体的にバランスのとれた曲に感じました!
Flower Dance(フラワーダンス)とは何の曲?まとめ
今回はFlower Danceとは何の曲なのか、元ネタや作曲者・DJ OKAWARIさんの他の人気曲などをまとめてみました。
個人的に聴き心地の良い曲を入れているプレイリストがあるんですが、その中でもFlower Danceは特に聴かせてもらっています!
作業中だけではなく、嫌なことや辛いことがあって少し現実逃避をしたい夜に聴くのもおすすめなんですよね。
きっとあなたの心を綺麗なピアノの音色が包み込んでくれることでしょう。
これからもFlower Danceや作曲者のDJ OKAWARIさんには注目しておきたいですね!
本記事が少しでも多くの方の参考となりましたら幸いです。