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変な家/雨穴【あらすじと感想】ネタバレなし

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今回は雨穴著「変な家」をご紹介します。

引っ越し先を探す著者の知り合いが偶然見つけた「変な家」を軸に話が展開していく作品。

一見普通に見えるその家、でもよく考えると確かに何かがおかしい。

タイトルからしてなんとなく不気味なので、ホラー苦手な私は少しびくびくしながら読み進めました。
※全然読めました。(照)

読了致しましたのであらすじと感想をまとめていきます。

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作品概要まとめ

2021年7月27日飛鳥新社より刊行。

白くて不気味な仮面を被った著者、雨穴さんのデビュー作となります。

これまでに累計40万部を突破し、映画化まで決定!

他にはない世界観と、ミステリアスでゾクっとする展開が面白いと話題沸騰。

ちょっと不気味だけど、そこまでホラー味は強くない。

私のようなおばけ屋敷入れない人間でも楽しく読める、いわばソフトホラーな作品です。

あらすじ

ここからは簡単にあらすじをまとめています。

基本物語の根幹となるネタバレはありませんが、冒頭部分のお話には触れていますので本当に真っ白な状態で作品を読みたい人は注意!

偶然みつけた、変な家

物語は著者が知人の柳岡さんから、引越しの相談を受けるところから始まる。

柳岡さんは近々第一子が生まれる予定であり、一軒家を購入するため不動産情報を毎晩読み漁っていた。

そしてとうとう自分の思い描く中古の一軒家を発見!

しかしよく見ると、その家の間取り図には不可解な点が。

それは台所とリビングに挟まれた謎の空間

四方は壁に囲まれており、なぜかどこからも入ることができない。

つまり、住んでも使うことはおろか見ることさえできない、なんとも不思議な空間なのだ。

不審に思った彼はホラー作家である著者に相談を持ちかけた、というわけだ。

謎の空間の正体

なんとも不気味な謎の空間の正体。

建築素人には検討がつかないため、著者は大手建築事務所の設計士である栗原さんに相談を持ちかける。

不思議な間取り図をプロの目で紐解いていくと、徐々に謎の空間の意図や使用方法が垣間見えてきた。

詳しく見ていくと、さらに家のいたるところにおかしな点が発見されていく。

たしかに言われてみれば、変なのは謎の空間だけではなさそうだ。

この家は中古物件で、家を建てたのは前の住人であるらしい。

となると、前住人は一体どういう意図でこの間取りを考えたのだろうか?

明らかになる変な家の不思議

著者はこの家の謎を知りたいという好奇心から、間取り情報を含めた記事をネット上に公開する。

ただし家の住所や外観は伏せ、場所は分からないようにした。

こうして情報を知り得る人物まで、簡単にたどり着くことができるインターネットは本当に便利だね。

するとさっそくある女性から一通のメールが。

「あの家について、心当たりがあります。」

住所は外観は伏せた…つまり家の中、間取りを知っているということである。

この女性は元住人なのか?はたまた元住人に関わっていた人物なのか?

そして明らかになっていく間取りの謎と、ある事件。

たかが間取り図、されど間取り図。

あなたはこの変な家の謎を解くことができますか?

感想(レビュー)

まず本作品名である「変な家」からすでに不気味さを醸し出しており、一体どんなホラー作品なのかとビクビクしながら読み進めておりました。

まず読了後の感想としては、「そこまで怖い話じゃない、安心した…!」です。

ホラー作品が極度に苦手な私でも最後まできちんと読了。(しかも深夜に)

変な家の間取り図がたくさん出てくるので文字数もそこまで多くない、とても読みやすい作品になっていました。

どちらかというとミステリアス強めの作品なので、TVで例えると「ほんとにあった怖い話」よりも「世にも奇妙な物語」寄りという感じ。

ただ若干、最後のオチがもう少しインパクトがあっても良かったかな…という印象も。

あと話に出てくる登場人物が結構多い。

普通の人なら覚えているのかもしれませんが、記憶力の乏しい私は何回か戻って登場人物を確認しつつ読み進んでおりました。

ミステリアスな雰囲気と、読みながら考察を楽しめるという点では宿野かほる作品と少し作風が似ているとも感じます。

ただしさすがは映画化も決まっているだけあって、話もスムーズに進むし考察も楽しい!

最後まで熱中して読むことのできる面白い作品となっています。

ゆっくり読み進んでも2時間強で読了できたので、読書に慣れていない方にもオススメ!

終わりに

今回は雨穴著「変な家」をご紹介致しました。

この作品を読み終えた頃には、少し怖くて不気味さを感じる雨穴ワールドにハマってしまう人も多いことでしょう。

雨穴さんに関してのまとめ記事もあるのでぜひ読んでみてください。

それではみなさんも、引っ越しの際は変な家にご注意を。

本記事の情報で少しでも皆様が楽しんでいただければ幸いでございます。