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伊坂幸太郎「仙台ぐらし」を読んだ感想!家は仙台にあるらしい?

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本記事では伊坂幸太郎さんのエッセイ「仙台ぐらし」の内容と感想、伊坂さんのお住まいについてまとめています。


伊坂幸太郎著「仙台ぐらし」

読書好きにはご存知の通り、宮城県の県庁所在地である「仙台」は伊坂作品の舞台になることが多い地です。

「仙台ぐらし」というタイトルから想像するに、伊坂さんが仙台の観光地とか名産とか紹介する本なのかなぁ?と勝手にイメージしていましたが、どうやら仙台に住んでいて感じたことなどをまとめたエッセイ集のようですね。

2011年に起こった東日本大震災に関連する内容も含まれており、これは同じ宮城県出身の私としても見逃すわけにはいきません。

さっそく内容と感想を下記にまとめておりますのでぜひ参考にどうぞ。

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伊坂幸太郎「仙台ぐらし」内容

はじめに仙台ぐらしの内容を簡単にまとめていきます、東北民、特に宮城県仙台市を知る方々であれば共感する内容が多い…かな?

作品概要

2015年6月、集英社文庫より文庫本が発売。

本作品は仙台にある出版社、荒蝦夷の雑誌「仙台学」に掲載されていた伊坂さんの連載を中心に、2005年から2015年までに書かれたものをまとめたエッセイ集です。

当初は2011年6月にこの本が書店へと並ぶ予定でしたが、同年3月に震災が発生したため延期に。伊坂さん自身はそこまで大きな被害を受けずに済んだそうですが、様々な理由で震災に関するコメントや文章は全てお断りしていたそう。理由として「自分への嫌悪感」や「仕事への不信感」などを挙げており、小説家としてこのまま文章を書いていいのだろうか…という葛藤があったものと考えられます。

それだけ伊坂さんは仙台に対する愛があったのでしょうね、改めて震災に向き合う真摯な姿勢を感じます。

仙台ぐらしの内容

「タクシーが多い」「見知らぬ知人が多い」など仙台あるあるが書いていたり、心配性の伊坂さんの周りで起こった出来事がおもしろおかしく書かれていたり。仙台の観光ガイドブックではないけれど、観光ブックには書かれていない仙台の魅力に気づけるエッセイ集です。

また、このエッセイが書かれていた当時に起こった東日本大震災について、その時の状況や心境も綴られています。さらに震災を通して出会った人々をモデルとした短編小説「ブックモービル」も収録。

仙台に住んでいる人もそうでない人も、仙台を少し好きになるかもしれない。日本の都市では地味な方だけど、仙台という街も実は意外と面白いんです。一度読んだらちょっと仙台に足を運びたくなる…はず。

仙台ぐらしを読んだ感想

次に仙台ぐらしを読んだ感想についてまとめます、内容には少しだけ触れていますので中身を知らないまま読み進めたい人はご注意を!

仙台の観光ブックではない

仙台ぐらし。何を隠そう私自身も仙台出身であり、この書籍を購入したのは仙台のど真ん中である一番町の書店であり、この感想も仙台で書きました。本屋でこの書籍を発見したとき、「お、仙台の観光ブック的な内容かな?」と思って購入したのですが、全然違いましたね(笑)

仙台に住んでいる人々やそこで伊坂さんに起こったことを中心に描かれているので、本書を読んでも仙台の観光名所に詳しくなることはできません!ただ、仙台出身者からすると「あるある…」「たしかにそうだわ…」と思う部分が多々あり、仙台に住んだことがある人は特に楽しめる内容になっていました。

たとえば仙台にはタクシーが多いという部分。たしかにこれでもかというほどタクシーが多く、仙台駅前には毎日数え切れないくらいタクシーがいます。東京とか大都市に比べたらそんなに人がいるわけでもないのに…。

なんであんなにタクシーが多いんだ?と不思議に思っていたので、本書のおかげでそれが解決するに至りました。観光ブックではないけれど、仙台ぐらしをするとこんなことが起こったりするよ〜的なことが書かれているので、仙台に将来住みたいなと思っている方は少し参考になるかも?

東北を襲った東日本大震災

そして何より仙台、東北と切っても切り離せないのが2011年3月11日に起こった東日本大震災です。震災を実際に経験し、小説家という特殊な仕事をする伊坂さんならではの苦悩や葛藤を書籍を読んで感じることができました。

多くの人々の生活と命を奪った震災。影響を受けた地域もほとんど震災前の状況に戻り、今では当時の面影も少なくなりました。震災を忘れるくらい復興が進んだと捉えればとても良いことですが、決して忘れてはいけない出来事でもあります。

亡くなった人たちの想いも忘れずに、後世に伝えていくのが私たちの役目だと改めて感じます。全体を通して色々な側面から仙台を考えることができる、とても素晴らしいエッセイ集でした

伊坂幸太郎の家は仙台にある?

最後に伊坂幸太郎さんのお住まいと出身地についてまとめます。

現在の住まいも仙台みたい

伊坂さんのご出身は千葉県松戸市。

しかし母校である東北大学が仙台にあり、かつ現在も仙台在住ということで仙台は伊坂幸太郎ゆかりの地と言っても過言ではないのです…。※管理人も仙台出身であるため、勝手に親近感が湧いています。

ちなみによく作品の舞台に仙台を選ぶ理由として、自分の住んでいる街だから嘘がつきやすいことを挙げています。また川や海、山が近い地形なので小説の舞台を作るのが楽なんだそうです。これは小説家ならではの目線ですね…!私も仙台に住んでいましたが、そういう見方もあったんですなぁ…。

仙台は緑も多く「杜の都」とも呼ばれていますが、そういった意味では「小説の都」としての側面も持っているのかもしれませんね…!

まとめ

今回は伊坂幸太郎著「仙台ぐらし」をご紹介しました。

夏はそこまで暑くもなく、かといって冬もそんなに寒くない。住みやすいけど中途半端でもある街、仙台。

近頃は東北のニューヨークだなんて言われていたみたいですが、私はそこまでとは思いません(笑)

みなさんは仙台にどんなイメージがありますか?気になった方はぜひ本書を一度お読みいただくとともに、もし旅行する機会があれば仙台、宮城を候補の一つにしてみて下さいね!

本記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

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