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ペッパーズ・ゴーストのあらすじと感想まとめ。つまらないという意見も?

ペッパーズ・ゴーストのあらすじと感想まとめ。つまらないという意見も? 文芸
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本記事はペッパーズ・ゴーストのあらすじや感想をネタバレなしでまとめています。まだ読まれていないかたもぜひご覧になってみてね!


伊坂幸太郎著「ペッパーズ・ゴースト」

今作の主人公はどうやら不思議な能力を持つらしく、このキャラがまた良い意味で伊坂作品を感じさせる素晴らしい出来になっているそうな。

ペッパーズ・ゴーストという、聞いたことが有るような無いような言葉のタイトルも気になるところ。伊坂ファンとしてこれは読まずにはいられん!ということでさっそく読了しましたよ。

簡単にペッパーズ・ゴーストのあらすじと感想をまとめていきたいと思います。

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ペッパーズ・ゴースト概要

2021年10月朝日新聞出版より刊行、その後の2024年12月6日朝日文庫より文庫化。

著者・伊坂幸太郎さんが作家生活20周年を超えて完成させた集大成のような一冊です。

主人公の檀千郷は、他人からの飛沫感染により感染元である人の明日を観ることができる特殊能力を持ちます。しかしそれ故に悩みもたくさんあるようで…。

他にもとある事件の被害者集団であるサークルメンバーや、ネコジゴ(ネコを地獄に送る会)のメンバーを追うネコジゴ・ハンターなど、個性的な人物が多数登場し読者を飽きさせません。

登場人物

ペッパーズ・ゴーストの主な登場人物は以下のとおりです。

檀千郷(ダン チサト):中学教師、飛沫感染で他人の明日を見ることができる35歳

里見八賢(サトミ ハッケン):大地の父親で内閣情報調査室勤務
里見大地(サトミ ダイチ):千郷が受け持つクラスの生徒、父と祖母の3人で暮らす
布藤鞠子(フトウ マリコ):千郷が受け持つクラスの生徒、自作小説を執筆し千郷に見せている

ロシアンブル:悲観的な性格のネコジゴ・ハンター
アメショー:楽天的な性格のネコジゴ・ハンター

成海彪子(ナルミ ヒョウコ):20代女性、とある事件で両親を亡くしたカンフー映画好き
庭野(ニワノ):30代男性、とある事件で婚約者を亡くした庭師
野口勇人(ノグチ ハヤト):20代男性、亡くなった姉は庭野の婚約者

罰森罰太郎(バツモリ バツタロウ):「ネコを地獄に送る会(通称:ネコジゴ)」の1人、お金持ち。

あらすじ

中学の国語教師である壇は担任を受け持つクラスの生徒・布藤から自分の書いた小説を読んで欲しいと頼まれる。

ネコを地獄に送る会、通称・ネコジゴたちに復讐を行うネコジゴ・ハンターの活躍を描いたその小説は、どこか物騒な雰囲気を漂わせ怖さを感じた。

ある日、同じく自分の受け持つクラスの生徒・里見大地が学校に携帯を持ってきていることが発覚し、檀は担任として注意をする。

話を終えると大地の顔が曇り始め、気になった壇が彼をじっと見ていると「くしゃみ」をされた。曰く大地は花粉症らしい。

謝る大地に大丈夫と声をかける壇、しかしあの距離と勢いからして高確率で「感染」したであろうと思った。

この感染をきっかけに思わぬ出来事に巻き込まれていくとは、この時の壇は知る由もない。

ペッパーズ・ゴースト感想

最後にペッパーズ・ゴーストを読んだ感想をまとめていきます。

極力ネタバレは無いように書いたつもりですが、少しでも内容を知りたく無い方はここからは読まないことをオススメします!

タイトル含む伏線の数々

「ペッパーズ・ゴースト」という言葉の意味をご存知でしょうか?

こちらは劇場などで使用される技法で、板のガラスと特殊な照明技術によってそこに居なかった「幽霊」を突然登場させたり消したりすることのできる視覚トリックなんだそう。

なるほどなるほど、それで物語にはどう関わってくるんだ?と気になる方も多いかと思いますが、読み終えてから考えてみるとちゃんとこのタイトルの意味が分かってくるんです。

アイネクライネナハトムジークとかゴールデンスランバーなど、何かしらタイトルに意味を持たせる伊坂さんらしいタイトルだなぁと感じます。

またこうした言葉遊びのような伏線は伊坂作品の代名詞と言えるもので、本作もあちらこちらに伏線が張られており読み進めるごとにうまーく回収されていきます。

まさに伊坂幸太郎という作家をギュッと詰め込んだ一冊、これを読めばファンの方もそうで無い方も伊坂作品が益々好きになってしまうでしょう。

ユーモア溢れる登場人物たち

物語には多くの個性的な登場人物が出てきますが、目を引くのはそのネーミングセンスでしょう。それぞれの名前がまず面白い。

主人公の壇千郷は女の子みたいな名前だけど男性で、里見八賢は誰もが里見八犬伝を思い浮かべてしまいます。

ロシアンブルはロシアンブルー、アメショーはアメリカンショートヘア。成海彪子はカンフー好きっぽい名前だし、罰森罰太郎はいかにも悪さをして罰を受けそう。

よく考えてみるとふざけた名前にも感じる登場人物たち、しかしそれだけで終わらせないのが伊坂さんの凄いところですよ。

これらの人物が複雑に絡み合い、背景も読者に想像させることでより面白みが増しつつ、物語は読者が想像し得ない方向へと進んでいきます。

ちなみに私のお気に入りはロシアンブル。いつも悲観的で悪い想像しかしない彼ですが、いざというとき真逆の性格であるアメショーとの息はぴったり。

でもなんとなく自分と似ている気もしたんですよね、私もすぐに悪いことを想像してしまうし極度の心配性なので…。途中からは「分か〜る分かるよ君の気持ち…。」と思いながら読み進めてしまいました。

コロナ禍によって浸透した言葉

物語は壇千郷が他人からの「飛沫感染」によって、その人の明日を見ることのできる特殊能力を主軸としたお話になっています。

本作が刊行された2021年と言えばまさにコロナ禍の真っ只中。この年はコロナによる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が実施され、日本だけではなく世界中がパンデミックに陥っていました。

また、良くも悪くもそれまであまり使い馴染みの無かった「ソーシャルディスタンス」や「ロックダウン」、「濃厚接触」などの言葉たちを多くの人々が知るきっかけにもなりましたよね。

その言葉たちの中にあった「飛沫感染」というキーワードを主人公の特殊能力を発現させる条件として見出した伊坂さん。よくもまあそんな発想が思い付くなぁとしみじみ感じます。

お話には「コロナ」という言葉は出てきませんが(出てきてないよね?)、しっかりと現代人の感性や知識に合わせて物語を構成していく伊坂幸太郎の技量。

多くの方々が楽しめる良作に仕上がっていることは間違いありませんでした、個人的には記憶を消してまた一から読み直したいくらいですよ。

私はつまらないなんて微塵も感じませんでしたけどねえ。

ペッパーズ・ゴーストあらすじと感想まとめ

今回はペッパーズ・ゴーストのあらすじや感想をネタバレなしでまとめてみました。

つまらないなんてとんでもない!読めば読むほど釘付けになる素晴らしい作品だったので少しでも気になる方はお手に取ることを強くオススメしますぜ。

にしてもネコジゴ・ハンターがとにかくクセになるな…毎度のことながら伊坂幸太郎さんが作り出すキャラクターにはつい魅了されてしまいます。

今後も魅力的なキャラクターをたくさん生み出してくださいね、伊坂さん!

この他にも伊坂作品のレビュー記事をまとめていますので興味のある方はぜひご覧ください。

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本記事が少しでも多くの方の参考となりましたら幸いです。

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