昨今話題になっている読書離れ。
スマホの普及により、本を読む人の数は昔に比べてかなり減少しています。
しかしそういった時代背景とは関係なしに、単純に読書が苦手、嫌いという人も一定数おり、私もまさしくその中の一人でした。
※ここでいう読書とは、活字中心の文芸作品などを読むことを前提としております。
本を読んでも内容がなかなか頭に入ってこないし、長時間ジッとしているのも退屈だし、自分の中で読書に対して苦手意識がありました…
これではいつまでも読書好きにはなれません。
ただ、このまま社会人になってもまともに本を読めないようじゃいかん!と感じ、自分の中の読書像を変えて克服していくことを決意。
それからはどんどん本を読むのが楽しくなり、今では苦もなく本を読み進められるようになりました。
本記事では過去の私と同じ読書が嫌い or 苦手である人に向けて、私なりに行った読書嫌い克服方法をまとめています。
これから読書嫌いを克服し、素敵な読書ライフを過ごしたい方は参考にしてみてください!
そもそも読書嫌いの原因は?
過去に何かあったわけでもないのに、なんでこんなに読書が嫌いなんだろう…。
人それぞれ様々な要因があるかと思います。
そこで私自身の過去の感情を思い返してみると、下記の原因が思いつきました。
もしかすると同じ境遇の方もいるのでは?
楽しいイメージがない
これまでの人生でみなさんも何冊か本を読んだことがあると思います。
その時どんな本を読んだのか覚えていますか?
そして本を読んで感動したり、めっちゃ面白かった!と感じる経験をしたでしょうか。
読書嫌いの人は、こういった経験をすることがなかったので読書に対して楽しいイメージが持てず、潜在的に嫌いだと思い込んでいる人が多い印象です。
また、中には読書感想文を書く際に読んだ課題本など、自分で好きに選んだ本を読んだことがない人もいるでしょう。
そういう時に読む本は本当に面白くないんですよね!
だってやらされている感が半端ないじゃないですか。
読んでいても億劫な気持ちが増すばかり…
こういった方は特に読書に対して楽しいイメージがなく、手を伸ばし辛くなっているのです。
読書慣れしていない
本を読み慣れていない人も読書嫌いが多いでしょう。
どんなことでも慣れていないと実行し辛いですし、最初の一歩を踏み出すのには勇気がいるもの。
小さい頃から親が読書好きで、家に本がたくさんあった!なんて方は読書慣れしている人が多く、すんなりと一冊読めると思います。
しかし特に、大人になってから読書を始めた方はあまり集中して読むこともできず、そのままリタイア…なんてことも。

読書もある程度トレーニングは必要だと思います。
なので読書に慣れるトレーニングをする前に諦めてしまうことも、読書嫌いを加速させる大きな原因の一つとして挙げられます。
苦手という思い込みがある
せっかくの休日、自由な時間があるのに黙ってジッとしているのが億劫…。
そこに結びつけてじゃあ読書も苦手だ、嫌いだと考えてしまう方が多いようです。
たしかに読書は退屈なイメージがありますし、「やることがない時に渋々するのが読書」という印象が強いかもしれません。
こういった方は読書が目的となっておらず、あくまで暇つぶしだと思い込んでしまっているんです。
※たしかに暇つぶしではあるんですが…

また、文字だけの本を読んでいると眠くなることもしばしば。
関連記事:読書中に眠くなる人の原因と対策まとめ!これで睡魔に打ち勝とう。
結局最後まで集中できず内容も頭に入ってこないため、自分は読書に向いていないんだ、苦手なんだと考えてしまいます。
私の読書嫌い克服方法
さて、ここから私が実践した読書嫌いを克服方法をまとめてみます。
長年の読書に対する苦手意識を克服するために、色々な方法を試してみました!
読了した経験を積み重ねる
始めに心掛けたのは本を読み始めたら飽きてもとにかく最後まできちんと読むこと!
つまり読了することを意識しました。
途中で読むのをやめてしまうと、また最後まで読めなかった…やっぱり読書向いてないや…なんてネガティブなイメージが積み重なってしまいます。
読書に対してポジティブな印象を自分に植え付けるために、内容がてんで頭に入ってこなかったとしても最後まで目を通し、読了できたという達成感を何度も味わうようにします。
また、購入する本もなるべく内容量が多くないものを選び、少しでも読了しやすくしました。
これを何度も繰り返していくうちに、あれ?意外と読めるな…という意識が生まれて文庫本であれば多少時間が掛かっても読めるようになっていきます。
初めのうちは苦しいかもしれませんが、何事も積み重ねというのは大事なんですね…
気づけば文庫本意外にもビジネス書や長編小説にも手を出し、読書に対するネガティブな感情は徐々に薄れていきました。
ストーリー性のある本を読む
購入する本は物語のようなストーリー性のあるものを選ぶように意識していました。
政治や仕事などのビジネス書は内容も専門的で私には難しいものが多く、読んでいてだんだん眠くなるものが多い印象がありました…
ストーリー性のある本であれば登場人物に感情移入しやすく、ビジネス書のようなお堅い内容でもないので頭にも入ってきやすくなります。

特にアニメや映画になった作品を選ぶと、より内容をイメージしやすく読んでいてとても面白く感じやることが多かった印象があります。
読んでいて面白いという感情が生まれることで読書が嫌いという意識もなくなりますし、むしろ次は何を読んでみようかなんていう意欲も生まれてきます。
また、アニメや映画は原作が小説であることが結構多かったりします。
こういった元々興味のあるジャンルの本を選ぶ事で、読書嫌い克服の第一歩に繋がっていきました。
かっこつけて(無理して)ビジネス書とか読まない
私が読書嫌いを克服したいと思った理由の一つに、ビジネス書を通して少しでも自分を高めていきたいという意識がありました。
そうです、難しい本を読んでカッコつけたかったんです。(笑)

しかし読書にも慣れておらず、そもそもビジネス書なんて読んだこともなかったので読了に時間が掛かるし書いてあることもよくわからない…
つまり読んでいて全然楽しくなかったんです。
なので背伸びするのをやめました。
何事も最初から無理をするのは良くないんですねぇ。
前述の通り、内容量が少ないストーリー性のある本を読んでいき、間に簡単そうなビジネス書を挟むということを何度か繰り返します。
すると徐々にではありますが、どのようなジャンルの書籍でも集中して読み進めることができるようになります。
とにかく本は読んでいて面白い!勉強になる!と思わなければあまり意味がありません。
だって学校の授業も興味がない教科の内容は覚えづらいですよね?
自分で面白いと感じない限りは教科書の内容も頭には入ってきません。
本も同様に、面白いなぁと思いながら読まないと次の日には内容を忘れているもんです。
まずは自分の中で興味の芽を育てること。
これを意識することが重要になってくるんだと思います。
話題になっている本を選ぶ
本は読んでみたいけど、初めの一冊は何を読めば良いかわからないよ…
そういう方はいま現在話題になっている本を選ぶのがオススメ!
本屋さんにいくと、文庫本コーナーの一番目立つところに話題になっている本が堂々と売られていることが多いです。
特に芥川賞や直木賞、本屋大賞など有名で大きな賞を受賞した書籍は特設コーナーなどが作られています。
話題になるということは多くの人が面白い!と感じた証拠でもあります。
そして多くの人が面白いと感じたということは、内容も理解しやすいということです。
なので、読書が苦手な人でも楽しんで読み進めることができますし、なにより読書の入り口としては最適。
本選びに迷っている方はぜひ、いま話題になっている本をチョイスしてみてください。
気分が乗ったら読む
読了する経験を積み重ねていくことも大事なのですが、まったく本を読みたくない時に読書しても苦手意識がつのるだけです。
極論、読書なんていつでもできます。
なので自分の中の読書欲が高まるのを待つというのも一つの手ですね。

本屋さんに行った時に好きな芸能人がエッセイを出していた!とか、興味のあるジャンルが見つかった!などきっかけはなんでも構いません。
趣味をいくつか持っている人でも、今は釣りの熱が一番高いけど前まではキャンプ熱が高かった!なんて方もいるでしょう。
これからの長い人生、いつか必ず本を読みたい!という時がやってきます。
全然気が乗らない方はそこまで重く考えず、来るべき時を待ってみましょう。
本を読むメリットを意識する
これは私が読書嫌いを克服するために一番強く意識したことですが、本を読んで自分にどんな良い影響があるかというのを常に考えていました。
なんとなくみなさんイメージがあるかもしれませんが、読書をすると漢字の勉強になったり、想像力が豊かになったりとたくさんのメリットがあるんです。
そのメリットを自分にできるだけ吸収して、将来こんな人間になっているはずだということを意識すると次第に読書欲も上がってきます。
世の中の頭がいい人、仕事で稼いでいる人は大抵の場合、月に数冊は本を読んでいます。
それだけ本から得られる知識はとても多いんです。

私も一端のサラリーマン。
もちろん今後もっと稼いで家族に楽させたいですし、更にカッコいい大人になりたいです。
理想のビジョンに少しでも近づくために、いま読んでいる本は自分のためになっているんだと思うことで、これからもたくさんの本を読み漁っていきたいと考えるようになりました。
未来の自分を常に意識することで、人は大きく変わっていきます。
読書嫌いから読書好きへの第一歩
今回は読書嫌いの原因と、読書嫌いの克服方法をまとめてみました。
▼読書嫌いの原因
- 楽しいイメージがない
- 読書慣れしていない
- 苦手という思い込みがある
▼読書嫌い克服方法
- 読了した経験を積み重ねる
- ストーリー性のある本を読む
- かっこつけて(無理して)ビジネス書とか読まない
- 話題になっている本を選ぶ
- 気分が乗ったら読む
- 本を読むメリットを意識する
本は自分の世界観を広めてくれるだけでなく、勉強にもなるしストレスの発散にもなる、とても万能な趣味の一つです。
これほどに良いことがたくさんあるのにずっと嫌いなのはあまりにもったいないことです!
関連記事:読書をしないデメリットとは?読書を継続して良かったことまとめ。
ぜひ読書に良いイメージを持っていただき、自分を高めるツールの一つとして活用していって欲しいなと思います。
私もまだまだ本を読みます!読んで更に多くのことを学びます!
一緒に素敵な読書ライフを過ごして参りましょう。
本記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。