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宿野かほるの正体は誰?衝撃結末の全2作品まとめ

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巷で話題の覆面作家・宿野かほるさん。

数年前に発売されたデビュー作、「ルビンの壺が割れた」はこれまでにない衝撃作でかなり話題となりました。

最近は新作の動きがありませんが、これまで発売された2作品は他の作家にはない唯一無二の世界観であり、私も食い入るように読了してしまいました。

もしかするとこれから第3作目が発表されるかも…?

ていうか絶対発表してほしい…!ということで、期待の意味も込めて宿野かほるさんについての情報とこれまでの作品概要をまとめてみました。

これから読もうと考えている方、興味のある方はぜひ参考にどうぞ!

以下、まとめになります。

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宿野かほるの正体は誰なの?

始めに著者の宿野かほるさんの情報をおさらいしておきます。

小説家デビューは2017年。

ペンネームである「宿野かほる」という情報以外は全て非公開という、いわゆる覆面作家です。

顔、年齢はおろか、性別まで正体不明とはなんともミステリアスなお方ですね…

デビュー作である「ルビンの壺が割れた」はこれまでの書籍にはない構成であり、その特異な内容から発売元の新潮社がキャッチコピーを付けられず、発売前に全文をネット上にて無料公開、読者からキャッチコピーを募集するという異例の事態が起こりました。

新潮社のような本のプロが集まるところでもキャッチコピーを付けられないとは。
それだけ衝撃がすごい作品だったんですね。

最終的にキャッチコピーは6,015件の応募があり、選ばれし5つのキャッチコピーが文庫本の帯に採用されています、反響もものすごい…!

しかも全文無料公開したにも関わらず、発売後は20万部を超える大ヒットを記録。
新人ながら一気に知名度を上げ、文学界において一躍時の人になったと言えるでしょう。

現在は2作目にあたる「はるか」も発売。
こちらもデビュー作を超える衝撃があるということで話題になりました。

3作目については未だ発表に至っておりませんが、作品が発表されるごとにこれだけ話題になっているため読者の期待値もかなり高くなっているはずです。

私も首を長くして次回作発表をお待ちしています、待ち遠しいな…。

宿野かほるの作品概要

それではさっそく宿野かほるさんの作品を見ていきましょう。

どちらもかなーり面白く、誰もが楽しめる作品になっていますので要チェック!

ルビンの壺が割れた

2017年8月22日新潮社より刊行。
累計発行部数は20万部を突破。

大学時代の後輩であり元恋人、美帆子のフェイスブックアカウントを偶然見つけた水谷がメッセージを送るところから話は始まります。

二人はメッセージの中で昔の思い出に華を咲かせ、お互いにあの頃の記憶を蘇らせていきます。

読んでいるこちらまで青春を思い出すようなとてもエモい気持ちに…。

なるほど、元恋人同志が数十年後に再開してキュンキュンする系の話か。
良い話だな…どんでん返しなんて無いじゃん…なーんて思わされていると、話は徐々に怪しい展開に。

あまり内容を書いてしまうとネタバレになってしまうのではここでは控えますが、読んでいてなぜかずっと変な違和感があるんです。

いまいち二人の話が噛み合っていなかったり、水谷の発言が少しおかしかったり。

読むにつれてどんどん内容に引き込まれ、最後には鳥肌の立つすごい衝撃が…!

一つ言えることは、まったく青春キュンキュン系ではないのでそういった作品が苦手な方でも安心(?)してお読みいただけるということ。

私自身、まさか本を読んで鳥肌が立つとは思わず。

読了後は頭が数分間痺れるような感覚が…これが俗にいう宿野ショック(今考えました)か。

そりゃこんだけ話題にもなるわ…と納得せざるを得ない内容。
最初から最後まで二人のメッセージのみという文章構成もまた面白い。

ちなみに文庫本は本編170ページと、そこまで時間をかけずに読み切ることができる量です。

普段あまり本を読まない人は特に、騙されたと思って一度読んでみてください…!

はるか

2018年6月22日新潮社より刊行。
累計発行部数は20万部を突破。

前作「ルビンの壺が割れた」を超える衝撃が味わえるということで、こちらもかなり話題になった一作。

八月、夏の暑い日。
主人公である少年、賢人は偶然海岸で出会った少女、はるかに恋をする。

いつしか時が経ち、はるかの存在を忘れかけ大人になった賢人の前に彼女は再び現れる。
やがて二人は結婚、この幸せな日々が永遠に続いていく…ものだと思っていた。

一年後、はるかは交通事故で突然この世を去ることに。

その後、賢人は人工知能の研究者として世に名を馳せるが、はるかへの想いはとどまることを知らず。

その狂気とも言える想いはついにAI「HAL-CA」を発明。
死者を蘇らせ、賢人ははるかとの再開を試みる。

目の前に居るのはあの「はるか」なのか、それとも「HAL-CA」なのか…

AIを題材にした内容であり一見非現実的なものに見えますが、現代の技術を持ってすればあながちあり得ない話でもないというところに恐怖を感じました。

あんなにもキラキラした恋心が、次第に狂ったように賢人を変貌させていく様は少し不気味さすら感じさせる。

前作とはまた違った衝撃を味わうことができます。

「ルビンの壺〜」のようなメッセージのみの内容ではないため、より多くのことを想像しながら読了することができました。

より自分自身で考察ができるという点では個人的にはこっちの方が好きだったかも…。

しかしネットを見ると賛否の意見がたくさん見受けられ、やはり前作の人気が凄かっただけに期待はずれなんていう言葉もチラホラ…

まああれだけ話題になりましたし、こういった意見があるのも仕方のないこと。

ちなみにこちらの文庫本は本編268ページで前作より多め。
オリジナルエンディングもあるため、購入するなら文庫本がオススメです!

まとめ

いかがでしたでしょうか…!
今回は、宿野かほるさんの正体は誰なのか、これまでの作品概要をまとめてみました。

宿野かほるの正体は
・顔、年齢、性別不明の小説家
・名前意外は一切非公開
・デビュー作は2017年「ルビンの壺が割れた」

これまでの作品
・ルビンの壺が割れた
・はるか

みなさんはどっち派でしょうか!
ぜひ両方読み比べてみて、感想をお聞きしたいところです。

そしてこれから発表されるかもしれない3作目に期待しつつ、一緒に続報を待つとしましょう…!
待ち切れないなぁ、わくわく。

この他にも、自分の読んだ本の感想や読書に関する知識を他の記事でまとめています。

ぜひ合わせて読んでみてくださいね。

本記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

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