この記事で分かること
・読書スピードが遅くなる原因
・本を早く読むにはどうすればいいの?
・読書が遅くても良い理由
今回の記事では本を読むのが遅い原因と改善方法、遅くても問題ない理由についてまとめていきます。

私って他の人よりも読書スピードが遅い気がする。
もっと早ければたくさん読めるのに…
本を読んでいると、こう感じることがありませんか?
かくいう私もその一人。
一般的な文庫本サイズでも最低3時間強は掛かりますので、結構遅い方だと思います。
速読ができる人って羨ましい…とも一時期思いましたが、今では読書が遅いことはそれほど気にしていません。
なぜなら遅くても全然大丈夫だから!
しかも意外と遅い方が良いこともあるみたいです。
本を読むのが遅くて気になっているという方は参考までにどうぞ。
読書スピードが遅くなってしまう原因は?

趣味や勉強など、多くの方にとって欠かせない読書。
どうせなら、短い時間でより多くの本を読みたいと思ってしまうのが人間の性。
人それぞれ早い遅いがありますが、遅い人の原因はいったいどんなものがあるのでしょうか?
他のことに気を取られる
本を読むのが遅い原因の大半は外的要因にあります。
読書する体勢、流す音楽、光加減の調節、子供のお世話など、周りの環境が気になってしまい読書に集中できていないのかもしれません。
読書を始めたらまず本の世界に集中すること。
そして集中するための環境を整えること。
本を読み始めてから、今日の夜ご飯の献立を考えちゃいけないんです…
同じ行を何度も読んでしまう
本を読んでいる時に、一度読んだ行を再度読んでしまうことを返り読みといいます。
特に細かい文字が書かれた小説は、目を離すとどの行を読んでいたのか見失うことがありますよね。
さらに文字の小さい英文でもよく起こりうる現象だそう。
また、あまり集中できていない時にも返り読みをしてしまいがちです。
同じ文章を読んでいるのですから、自ずと読書時間も長くなってしまいます…
返り読み対策としては読んでいる部分を指でなぞるなど、簡単に行えますのでぜひお試しください。
読書への苦手意識がある
普段あまり本を読まない人は特に、読書への苦手意識が考えられます。
何事も自分が苦手だと思うものは気が進まず、作業スピードは落ちるもの。
まずは読書に対するハードルを落とし、気軽に本を読むよう意識してみるのも大切です。
継続して読書を行うことで、苦手意識も克服できることでしょう。
意味を理解しながら読んでいる
読書スピードが遅いのは、裏を返すとしっかりと理解しながら読めているということに繋がります。
よっぽど頭の回転が速い人でないと、瞬時に文章の意味を理解することは難しいです。
しかも分からないまま読み進めるとさらに理解が困難になってしまいます。
いくら本を読むのが早くても、内容を理解していなければ意味がありませんよね。
読書の際は焦らず、頭の回転が追いつく最適なスピードを心がけるようにしましょう。
読書スピード改善方法

本を読むのが遅い原因は分かったけど、どうしたら早く読めるようになるのでしょうか?
ここでは読書スピードの改善方法を2つご紹介します。
スピードを上げるには長期的に、ある程度のトレーニングが必要なので根気強く続けることが大切です。
当たり前ですが、そう簡単に読書スピードは改善できません。
ゆっくりと焦らず継続しましょう。
細かい文字を読むトレーニングを行う
まずは細かい字を読むという行為に慣れましょう。
普段どのくらい文字を読みますか?
学生であれば教科書、社会人であれば仕事の資料など様々な場面で文章を読む機会があると思います。
これらの場面ではまず、「文章を読んでいる」という意識をきちんとすること。
そしてこの他の時間に本や新聞などを読み、文章を読むタイミングを増やすこと。
これらを継続的に行うことで細かい文字を読むトレーニングとなり、次第に文章の読み方にも慣れスピードがアップしていくでしょう。
一度に全てを理解しようとしない
読書が遅いと感じている人は、本の内容を一度に理解しようとしている人が多い気がします。
全ての内容を一度で理解するのは、読書上級者でもかなり難しい行為です。
全てを理解しようとせず、まずは読書のハードルを下げてください。
自分で重要だと思う部分は重点的に、それ以外の部分は軽く流し読みをするなど脳を適宜休ませながら読み進めることも大切です。
どうしても早く読みたいという場合は、最初に目次に目を通してください。
ある程度の内容を把握した上で読み進めると、内容も頭に入ってきやすくなります。
難しすぎる本は読まない
自分の身の丈に合った本を選ぶことも大切です。
あまりにも興味がない分野の本や、難しい参考書は読みたいという気が起きないですよね。
面白くない本を読んでいる時ほど、退屈で苦痛な時間はありません。
購入時に自分には難しすぎる本かもしれないと思ったら、できるだけ図やイラストが多いものを選ぶようにしましょう。
文章以外のものに目を通すことで、読書中の脳の休憩ポイントを作ることができますよ。
読書が遅くても問題ない理由

ここまでは読書が遅くなる原因と改善方法についてまとめました。
最後は読書が遅くても良い理由について考えていきましょう。
何事も早いに越したことはないと思いがちですが、読書に関してはそうでもないようです。
重要なのは遅いからといって悪いことではないですし、気にする必要もないということです!
内容をきちんと理解できる
ゆっくり本を読むことで内容をきちんと理解しながら読み進めることができます。
あまりにも読む速度が早いと、頭の理解が追いつかず内容もうまく入ってきません。
特にビジネス書や自己啓発本などは、自分の考えと照らし合わせながら読み進めていきます。
ゆっくりと頭の中を整理しながら考えることで理解も深まることでしょう。
頭の整理は時間もかかりますので、スピードを重視する必要はまったくありません。
自然に読めるスピードこそが、あなたの理解が追いつく適した速度なんです。
より本の世界に没頭できる
小説などの物語を読む際は、ゆっくりと読むことでより世界観に没頭することができるでしょう。
登場人物やその背景、今後の展開などを考えながら読み進めることでさらに面白みも増します。
本を読んで面白い!と感じ続けることで、読書を継続することにも繋がっていきます。
さらには読書に熱中することでストレス発散効果があるとも言われています。
下記では読書を継続して良かったことや、読書に関するメリットをまとめていますのでぜひチェックしてみてくださいね!
関連記事:読書をしないデメリットとは?読書を継続して良かったことまとめ。
読書スピードが遅くて悩んでいる方へ
短時間でたくさんの本を読む人は、頭が良いイメージがあると思います。
よく東大生なんかのエピソードで、分厚い本も一度読めば完全に理解できるなんて話も聞きますが、それはほんの一握りの天才のみ。
世のほとんどの人はそれができません。
今回ご紹介した改善方法によってある程度読書スピードは上がるかもしれませんが、遅いことをそんなに気にする必要もないんです。
本を読んだ時に、自然と読めるスピードこそが今のあなたに合った速度です。
本を読むスピードを気にするよりも読書のメリットを考え、少しでも長く読書を続けることがなによりも大切だと思います。
おわりに
今回は読書スピードが遅い原因と改善方法、遅くても問題ない理由についてまとめてみました。
読書が遅い原因
・他のことに気を取られてしまう
・同じ行を何度も読んでしまう
・読書に対する苦手意識がある
・意味を理解しながら読めている
読書スピード改善方法
・細かい文字を読んでトレーニングする
・一度に全ての内容を理解しようとしない
・自分の身の丈にあった本を選ぶ
読書が遅くても良い理由
・内容をきちんと把握できる
・本の世界に没頭できる
読書スピードを気にする方も多いのですが、本を読むとすぐに眠くなって集中できないという人も多くいるようです。
集中力が続かないという方は下記記事をぜひ読んでみてくださいね。
関連記事:【読書すると眠くなる】5つの原因と6つの対策まとめ
また、この他にも読書に関する知識をまとめておりますのでぜひご覧ください。
関連記事:読書知識に関する記事はこちら
本記事の内容が皆様のお役に少しでも立てれば幸いでございます!