PR

汝、星の如く/凪良ゆう【あらすじと感想】少しネタバレあり

汝、星のごとく,凪良ゆう,あらすじ,内容,感想,レビュー 文芸
記事内に広告を掲載しています。

今回は凪良ゆう著「汝、星の如く」をご紹介いたします。

全国の書店員さんたちが選ぶ2023年本屋大賞受賞作品!

二人の高校生を主軸としたストーリーには、嬉しい、悲しい、怒り、感動など様々な感情が詰まっており、終盤は涙なしでは見れませんでした…。

スポンサーリンク

作品概要まとめ

2022年8月、講談社より刊行。
2023年の第20回本屋大賞受賞をはじめ、第168回直木賞候補作、2022王様のブランチBOOK大賞、キノベス!2023 第1位獲得など、数多くの賞を受賞、ノミネート、ランクインしている凄い作品です。

小さな田舎の島で過ごす高校生、井上暁海と青埜櫂の成長を描くストーリー。

本を読んで感動したい方、泣いてストレスを発散したい方、いますぐに読んでください…!

あらすじ

自然豊かな瀬戸内の島、一見すると綺麗で暖かい雰囲気に包まれているように感じる。

だがこの小さな島では些細な情報も島民同士にはすべて筒抜けだ。

そこで生まれ育った井上暁海(いのうえあきみ)と、母親の都合で引っ越してきた青埜櫂(あおのかい)

暁海の父親は現在恋人の元におり、母親は感情を殺してその帰りを静かに待っている。

対して櫂の父親は胃がんで早くに亡くなっており、母親は男なしでは生きていけない女。
今回の引っ越しも、京都で知り合った男を追ってこの島にやってきた。

複雑な家庭事情も相まって、彼らは噂話の対象になることが多い。

お互いに癖のある親が居ること、人生に孤独を感じ、どう生きるか悩んでいること。

共通点の多いふたりは徐々に惹かれ合い、恋に落ちる。

しかし、成長するにつれてふたりの前に立ちはだかる多くの壁。

大人になったからこそ、考えなければいけない問題。

多くの出会いと別れを繰り返した、ふたりの恋の結末は。

様々な愛の形を考えさせられる、儚い感動の物語。

感想(レビュー)

ようやく個性が尊重され始めたこの時代だからこそ、読んで何かを感じて欲しい書籍。

暁海と櫂の高校時代から、30歳をすぎてお互い大人になったところまでを描く本作。

無邪気で本能のまま恋愛ができる高校時代とは違い、大人になれば仕事やお金、家族など様々な問題が浮き彫りとなってくる。

特にふたりの親について。

暁海の家庭は、父親が恋人である瞳子さんと同棲しているせいで、母親が精神的に狂ってしまう。

櫂は父親がおらず、母親はどんな男でも自分がいいと決めたらどこへでもついていく。

こんな親じゃなければふたりはもっと幸せになれたんじゃないかなぁなんて思ったりもする。

昨今生まれた「親ガチャ」という言葉があらゆる場面でちらついた。

それでも生まれた環境のせいにせず、目の前にある事実に立ち向かっていくふたり。

はじめに自立したのは櫂だったが、いつしか立場が逆転し暁海が強い女性に変わっていく様は、読んでいて面白くも残酷な話であると感じた。

終盤は20代前半と同じようにまた一緒に暮らすことになるふたりだが、読み進むにつれて涙が止まらなくなった。

この感動は、この物語を初めて読んだ時に味わってほしい、嗚咽するくらい泣ける結末です。

本屋大賞受賞も納得の一冊でした。

終わりに

今回は凪良ゆう著「汝、星のごとく」をご紹介しました。

人生は人の数だけ存在する。

仕事のやりがい、愛の形、家族とのつながりなど、本当に正解ってないんだよなと改めて考えさせられる作品でした。

ぜひお手に取って感動を分かち合いましょう…!

この記事が少しでも多くの方の参考になりましたら幸いです。