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四畳半神話大系/森見登美彦著『あらすじ・感想(ネタバレなし)』

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本日は 森見登美彦著 「四畳半神話大系」をご紹介致します。

森見作品としては「太陽の塔」に続く2作品目。

個人的には「夜は短し歩けよ乙女」に続いて読了した2作目の作品でした。

夜は短し〜では、後輩である黒髪の乙女が個人的にとても気に入ったキャラクターでして
本作も表紙絵に女の子が描かれているので、きっと個性的で素晴らしいキャラクターに違いない。

そう確信した私は気づくと本作を購入していたのでありました。
でも今回の女の子はちょっと目つきが鋭く気が強そうな感じ…?

ということで以下、簡単なあらすじと感想になります。

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あらすじ

主人公は冴えない大学3年の男子学生。

幻の至宝と言われる薔薇色のキャンパスライフに憧れていたが
他人の不幸をおかずにして飯が3杯喰える宿敵かつ盟友の小津によってあっけなく打ち砕かれる。

小津だけでなく、弟子募集中・樋口師匠や、酔うと顔を舐めたがる羽貫さん、
艶々とした黒髪を光らせる乙女・明石さんなど個性的なキャラクターが私の大学生活を
より華やか(?)に染め上げていく。

四畳半にて入り混じる4つの世界の青春ストーリー。

感想

1〜4話まであったお話は読み進めていくごとに「…あれ?」と思うこと数回。
3話くらいで「あぁーそういう構成なのね!」と阿呆な私でも理解することができました。

青春ストーリーということで、恋愛話とか結構詳細に書かれているのかな?と心配していました。
というのもわたくし何を隠そう恋愛小説があまり得意ではございません。
※決して恋愛経験が浅薄だからという理由ではない。

勝手なイメージですがドロドロしたというか、切ない乙女心みたいな描写が入ると虫唾が走ります。
※口が悪くてすいません。

結果としては恋愛小説アレルギーの私でも難なく読了できる、面白くもほろ苦い、そして再度森見登美彦という人物の小説に惚れさせられた作品であるということを皆様にはお伝えしたいです。

読書上級者の方にはもちろん、初心者の方でも最後まで楽しく読める作品になっていると思います。

また、成就した恋ほど語るに値しないものはないということを学ばせられる作品でもありました。

終わりに

今回は森見登美彦著「四畳半神話大系」をご紹介致しました。

ここでもいかんなく発揮されている森見登美彦ワールド。
独特の言い回しや、京都など日本的な世界観を楽しむことができるでしょう。

ぜひ皆さんも読んでみてください、では。

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