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四畳半タイムマシンブルース/森見登美彦著『あらすじ・感想(ネタバレなし)』

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本日は森見登美彦著「四畳半タイムマシンブルース」をご紹介します。

前作の四畳半神話大系が発売されてから15年後、2020年に発売された作品です。

え、15年も経つの…。
※管理人は読書初心者につき両作品とも出会ったのはかなり最近です。

そして今回ついに文庫化され、2022年9月にはアニメーション映画として全国ロードショーも予定されています、そっちも楽しみだ…!

ということでさっそく読了致しましたので、あらすじと感想をまとめます。
ぜひチェックしてみてください!

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あらすじ

時は夏真っ盛りの8月12日。

地獄のような京都の暑い夏を冷房の効いた涼しい部屋で過ごそうというのに、小津がクーラーのリモコンにコーラをこぼした!

リモコンは完全に意気消沈し、クーラーは使えない状態に。

すると絶望している私の目の前に、突如としてタイムマシーンが現れる。

乗っていたのは田村くんという人物で、本人曰くいまから25年後のちょうど8月12日から、自分たちで作ったこのタイムマシーンでやってきたという。

びっくり仰天な展開から「私」たちはタイムマシーンで昨日に戻り、クーラーのリモコンが壊れないように過去を変えることを思いつく。

しかし、過去を変えるとこれまでの辻褄が合わなくなり、自分たちが消滅してしまうのでは…!?
私と明石さんで必死に辻褄を合わせようとするも、小津や樋口師匠、城ヶ崎さんたちが破茶滅茶に動くもんだからそれはそれは大変で…。

果たして無事に辻褄を合わせることはできるのか?
そして未来から田村くんとはいったい?

四畳半神話大系でお馴染みの仲間たちと一緒に、新しい真夏の物語が始まる!

感想

森見ワールド全開の世界観、話の流れ、言い回し、登場人物すべてが自分にマッチしたとても好きな作品。

明石さんや樋口師匠など前作でお馴染みの登場人物たちが出てくるので、終始楽しみながら読むことができたし「また会えた…!」と少し感動してしまいました。

あらすじでも述べたように、四畳半神話大系の登場人物がそのまま登場しますので先にそちらを読むことをオススメします!
関連記事:四畳半神話大系/森見登美彦著『あらすじ・感想(ネタバレなし)』

とは言ったものの、引き継がれているのは登場人物のみであり話としては完全に独立したものとなっています。
なのでこちらから先に読んだとしてもまったく話が分からない!とはなりません、ご安心あれ。

全体の内容としても難しい要素はなく、読書初心者でも素直に楽しめる作品です。

個人的には最後のオチの部分がとても良くグッときました…!
このグッとくる感覚を味わうためにも、ぜひ四畳半神話大系から読んで欲しい…。
森見作品の中でもかなり好きな終わり方だったなぁと感じます。

舞台は読んでいるこちらも暑くなりそうな京都の夏。
なのでこれからの暑い季節にぴったりの作品だと思います!

終わりに

今回は森見登美彦著「四畳半タイムマシンブルース」をご紹介しました。

そろそろ「京都×大学生÷ファンタジー=森見登美彦」という式も世間一般的には広く認知されてきた頃合いでしょうか?(錯乱)

現実とファンタジーが入り混じったアニメや漫画等が好きな方は特に楽しめる作品かと思います。
ぜひ読んでみてくださいね。

本ページが少しでもみなさんの参考になれば幸いです。

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